オリエンタルベジ
- 2016/9/14
オリエンタルべジとは?
数多い菜食の中でソーファが今現在、理想とする食事は、”オリエンタルべジ”と言われる食べ方です。それは三厭五葷(さんえんごくん)という食材を除く食べ方を言います。
三厭とは | 肉類、鳥類、魚介類の事です。もちろんそのエキスも入ります。 |
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五葷とは | ネギ類(玉ネギ、長ネギ、あさつき、エシャロット等)ニラ類、ニンニク、らっきょう の事です。 |
昔から「葷酒山門に入らず」という立て札が山寺の麓に掲げられていました。”葷酒”とは、五葷を食べた人、そしてお酒を飲んだ人は山に入ってはいけません。という意味でつかわれていました。人のいわゆる”氣”が乱れるという事から、精神に影響すると言われていました。特にこの傾向は農耕民族の人々が、動物性食品を食べなくなると顕著に現れます。今まで普通に食べていたネギやニンニクの臭いやエキスが強すぎて食べられなくなるのです。これには諸説ありますが、ソーファが理解し、立脚している考え方をお知らせします。
大地の毒素を吸って育つ野菜類といわれ、動物性の毒素とぶつけ合って中和させるために比較的生臭いものに使用します。肉、魚介類の強烈なにおいを中和する感じです。ですから、動物性食品を食べなくなると五葷類の臭いやエネルギーが強すぎてバランスが取れなくなるのです。ペットたちもこれらを食べると中毒死する事は愛好家には知られています。しかし、個人差があり、特に欧米の人々はベジタリアンでも普通にネギ、ニンニクを食べる人々が多くいます。アジアの農耕民族の人々は繊細なのかもしれません。インドや中国に村全体で五葷を除く食文化の人々も数多く存在します。
ソーファ・デリ&フーズ(株)がこの立場をとるには理由があります。菜食は健康に良いだけでなく、地球環境にも大変良い結果をもたらします。しかし、本当に菜食の素晴らしさを一言で言うとしたら、≪自分と深くコンタクトすることが出来るからです≫自分を思い出す食事とでもいえるこの食事は、知れば知るほど奥が深く、自分の本来もつ人間的な奥行きや感性を蘇らせてくれます。これは実に不思議な事ですが、事実です。古今東西のベジタリアンや日本の賢人方が残した菜食の必要性を読むとさらにその気づきは確信に変わります。目に見えない“氣”の変化にも五葷を除く料理は影響します。
日本の菜食はやはり調和食であり、平和食としての≪和食≫の素晴らしさを今日まで継承しています。そういう意味でソーファはオリエンタルべジを標榜しています。